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「戯伝:緋色の断片」の記事一覧

緋色の断片 『君の嘘が好きなわけ』

あなたの言葉は蜜のように、 私の心を蕩かせるから。           ●  たっ君は嘘吐きだ。  まるでなんてことなく、それこそ息を吐くようにすぐ嘘を言う。 「もうー。また、洗濯物出し忘れてる!」 「次からちゃんと出す・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?8』

 目が覚めると、鏡はベッドの上で横になっていた。部屋の内装は身に覚えがあるというか、自分の部屋だ。  おかしい、さっきまで戦っていたはずなのに。思わず自分にかけられている布団を引き剥がして、起き上がろうとした。 「っあぅ・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?7』

 戦闘は、かなり一方的な展開だった。  戦闘開始直後から鏡が、一切攻撃の手を緩めずに攻め続けている。  ともすれば館の住人を切り刻んだ時のように、虐殺と言い換えてもいいだろう。ただし攻撃を受ける側であるはずの輪廻が、あく・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?6』

 屋敷の元主ミゲルには、弟がいた。  弟もミゲルと同じように優秀な魔導師であり、同じように大きな屋敷を構えている。  唯一違う部分は、兄よりもずっと世間を強く意識しているところだろう。  兄からの連絡が完全に途絶えて早数・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?5』

 それが親として、同時に管理局員としてのミゲルが背負う責任だった。 「あっぶないなぁ。こんなの当たったら死んじゃうよ」  が、駄目。  ミゲル渾身の一撃は鏡の寸前で激しい抵抗にあい、余剰魔力を散らしながら停止した。 「ぐ・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?4』

 鏡の家庭教師と庭師が失踪。これは花壇の花が八輪に増えた次の日、すぐに屋敷中へと広がったがこの事件から鏡の本性が知れ渡ることはなかった。それよりも前に失踪事件が霞むほどの狂気が、屋敷の者達全員に振り下ろされたからだ。  ・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?3』

 鏡がその美しさに絵を描き出した花畑は、庭師の男ジャンが手間ひまをかけて手入れしている。そして彼こそが、エミリアの恋愛対象となっている相手だった。だからエミリアは、鏡の絵が庭に咲いている花達だとすぐに感付くことができたの・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?2』

 鏡の家庭教師を引き受けている魔導師がいた。  彼女はまだ二十三歳という若さだが、今までに何人もの魔導師を指導してきたその道のベテランだ。その中にはAランク以上にも成長し、時空管理局でエースと呼ばれるレベルの実力を身につ・・・

緋色の断片 『出会いはお花畑でなの?1』

ガラクタを美しいと言う大勢がいて、 美しいガラクタを作る私は一人ぼっちだった。           ●  第97管理外世界、そこにある惑星“地球”。  そこで少年は産まれた。  少年の名は北城鏡。鏡はごく普通に愛され、ご・・・

緋色の断片 『ペテン師の最強論講座3』

「コントロールされている側はそれに気づけない」 「見えてるくせに盲目のような有様。これなら、誰が相手でも勝てるだろ。これだけだと、だ荒い理想論ではあるけどね」  背筋が凍った。  御堂さんも、意識できずにたっ君の手のひら・・・

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